ライター視点で考える「信頼できない編集者」5つの共通点

信頼できない オピニオン
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幻冬舎の箕輪さん事案は彼が謝罪するという展開になりました。noteなどでは彼が(どう)天才だったのか、どういうビジネスだったのかなどを分析する記事が散見されますが、管理人・うらとしては、語られているうちの、彼とライターとの関係の部分が関心事です。

そこで今回は、編集者とライターの関係性について考え、「信頼できる編集者・できない編集者」というものをまとめてみたいと思います。以下は箕輪さんどうこうではなく、一般論、個人的な経験や伝聞などを総合した考察ですので、「箕輪さんはそうじゃないよ」と部分もあろうかと思いますが、お含みおきください。

ダメな編集者1 原稿料や契約の話を聞くまでしてこない

ライターからなかなか原稿料の確認はしづらいものです。すべきなのですが、実際にはしにくい。というのも、それをするとなぜか怒る編集者がいるからです。

中には、まだ原稿料が払えるかどうか分からない(ビジネスになるか、案件として会社の稟議が通るか分からない)状態でライターに打診されるものもあるはずですが、そのことをはっきり言わない編集者もいます。

これは契約の話も同じです。今なお出版業界やWebでもスタートアップなどでは、契約書や発注書をちゃんと出すところばかりではありません。本来は、ライターは自分を守るため書類をもとに契約を交わしておくべきです。

ただ管理人は書類が後回しになってしまっていることを責める気はありません。特にスタートアップやベンチャーでスピード感をもって仕事を進めたいのに、書類をつくって確認しあうのを待っている間、進められないのはナンセンスだと思います。

そこで大事なのは、もし書類が整っていなくても、当初の想定と違った事態になった時に、ライターという弱い立場の人に理不尽なことを押し付けないことです。

ダメな編集者2 ライターを会社の理不尽から守ろうとしない

項目1の後半に述べたことに近いのですが、想定と違った事態、嬉しくない事態に陥った時に、自分は傷つかずに済まそうとする編集者は信用できません。

時に会社は理不尽なことを言います。客観的(道徳的?)に見れば間違っているとしか言われるような決断をします。そこでライターの立場や意見と会社のそれが対立したときに、「会社が決めたことだから」と一方的に押し付けるような編集者は芽がありません。

会社員であれば、会社の指揮命令権者である上司に最終的に従うべきですが、それでも立場の弱いライターのために、時には会社と戦ってくれるような編集者を探したいものです。

ダメな編集者3 公私の線引があいまい

編集者とライターはあくまでビジネスパートナーです。編集者がライターと仲良くなりたいと思ったとしても、ライター側もそうとは限りません。これは「仲良くしたいと思ってもいない上司からなれなれしくされたらどういう気持になりますか?」ということと同じです。

仕事が終わってプライベートな時間やスペース、人間関係のところに、仕事関係の人や要素をを入れたくないという人は少なくないと思います。そこを慮ることができない、デリカシーのない人とは長い関係を築くのは難しいと思います。

ダメな編集者4 経費の使い方がずさん

今どきお金があるメディアなんてそんなにないでしょうし、経費は使えば使うほど、利益が減ってしまいます。経費は必要な内容に必要な額を使えばいいのです。お金を使えばいい仕事ができるわけではありません。もちろん、キュウキュウにされてもいい気持ちで仕事できなかったりしますから、そこのさじかげんが重要です。

たとえば打ち合わせで、数百円でコーヒーが飲めるカフェで済ませられるのに、自分が食べたいからという理由でそれなりに高いレストランに行く、というのはまあかわいいものでしょう。

会社によっては、ちょっとした額でも内容によっては経費として認めてくれないものがあります。そこで仕事を進めやすいように自腹を切る編集者もいます。それがいいこととは言いませんが、ライターとしてはありがたく感じるものでしょう。

「会社のお金でなく、自分のお金だったとしてもそれに使いますか?」ということです。

ダメな編集者5 「ごめんなさい」と言えない

ここまで述べてきたように、一般に編集者は自分がライターより立場が上だと思っています。だから自分が何かミスや勘違いをしてライターに迷惑をかけてしまった時でも、素直に謝らない人もいます。

特に編集者とライターは同じ会社の人間ではないことが多いので、ミスコミュニケーションが起きやすい。情報共有や意思の伝達が不十分で、「しまった、伝えるべきだったのに忘れてた」ということがあります。そういう時にも「ごめん」と一言いえるかどうかは重要です。

これも社内の人間関係についても同じことがいえることですね。たとえ上司であっても謝るべきときは謝るべきです。そこで言い訳・言い逃れしたり責任転嫁したりするような人にはついていけないでしょう。

結局、「編集者だからどうこう」ではない

思いつくままに、「自分がライターだったらこんな編集者は嫌だな」ということを整理してみました。要は、編集者だからライターだから、会社員だからフリーランスだから、ではなく、「社会人として一緒に仕事がしたいかどうか」ということだろうと思います。

具体的なケースを思い浮かべながら書いたつもりですが、これがすべてではないですし、考えが変わることもあると思います。ここにはない「こんな編集者は嫌だ」というケース・共通点に気づけたら、アップデートしたいと思います。

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