ライターと編集者の基本的な違いとは 雑誌やWebメディアの場合

雑誌やWebメディアなどの記事や企画をつくる仕事をするのが、ライターや編集者(エディター)です。経験者であればそれぞれの業務内容は分かります(実際にははっきりとした境界線・定義はありません)が、未経験で曖昧という方もいると思います。

管理人がこれまでの経験から、業界未経験の方に向けて、それぞれの仕事・業務の違いを整理してみました(以下「必ずしもそうではない場合もある」ことを念頭に読んでください)。

編集者は社員 ライターはフリーが多い

雑誌やWebメディアの社員が編集者で、ライターは外部のフリーライターであることが多いです。ただ、編集者も出版社やWebメディア運営企業の社員ではなく、外部のことがあります。

その場合は編集プロダクションに所属していて、その編プロが雑誌やWebメディアの全部または一部の制作を請け負って作ることが多いです。編集者が集まった編プロはありますが、ライターが集まった会社は編プロほどありません。その場合、会社ではなくネットワークだったりします。

企画提案はライターでも編集者でもOK

企画は基本的には編集者が考えますが、ライターが提案する場合もあります。いわゆる”売り込み”です。面白い企画であれば、メディアはいつでも歓迎するはずです。フリーライターなら書いた記事を買ってもらわないと食っていけません。

ライターからの提案は、これから取材したい案件の場合もあれば、既に取材した案件や執筆までした案件を売り込む場合もあります。

ライターを決めるのは編集者

編集者が企画を考えてる時は、その企画ジャンルに強いライターを思い浮かべて連絡します。ただ企画と同様、ライターから書かせて欲しいという売り込みもアリです。

取材はライター または編集者が一緒に行う

企画を実現するために取材が必要な場合の取材はライターが行います。ただ、お膳立ては編集者がすることが多いのではないでしょうか。

たとえばインタビューをする場合、ライターがインタビュアーをやる場合もあれば、編集者がインタビューをして、それをライターが記事にすることもあります。後者は、編集者が編集長で「編集長インタビュー」といった企画の場合が当たります。この場合、ライターは「構成」を兼ねるわけです。

なかなか会えない関係者への聞き取り取材が必要な案件の場合などはライターが単独でしますし。そうでなくても取材はライターに丸投げする編集者もいます。

ライターは書く 編集者は指示する

編集者が執筆を発注し、ライターが記事を書きます。編集者は事前に企画の狙いや方向性を伝えて、ライターが書きやすいようガイドします。初稿ができた後、修正のための指示も編集者がします。

直すのは編集者 書き直すのはライター

原稿を直すのは編集者の仕事です。ただ直す能力にも差があって、うまくない編集者もいます。

初稿ができたものの、ライターが意図を取り違えていたりして大幅に書き直す必要がある場合は、ライターが書き直します。文章が書ける編集者が直してしまうこともありますが、ライターのクレジットが入る以上、ライターが書き直すべきです。

ただい、編集者の指示がまずくて書き直す場合もありますが、残念ながらライターが書き直しをさせられることも珍しくありません。

編集も執筆もする編集ライターも存在する

管理人がかつて所属した編集部もそうでしたが、自分で企画して取材して、記事を書いて、編集作業もしていました。

編集者は予算の管理などをするプロデューサー

編集者は企画を考え、予算を枠内に収めながら実現させるプロデューサーであり、進行管理です。しかし、だからといってライターがディレクターというわけではなく、ディレクション業務の編集者が行なうのが一般的です。

ただ、プロデューサー(編集者)もそれぞれです(映像のジャンルでいえば東宝の川村元気さんはプロデューサーですが脚本も書きます)。編集者の中には、予算管理や進行管理だけやって、取材や執筆などをほぼライターに任せる人もいます。それは良いー悪いという問題ではなく、ライターとのコンビのあり方の違いといえるのではないでしょうか。

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