2月1日 Media✕TechでNP for Businessの林編集長インタビュー
以前、NewsPicks for Businessのエディター求人を紹介しましたが、その林編集長のインタビューです。林さんは現職に至るまでに朝日、ハフポ、Forbesとジャーナリスト歴も一流ですが、朝日ではメディアラボで新規事業も担当されていて、ビジネス面での才覚もあるのでしょう。
このインタビューでは、特に「メディアは終わっていない。記者や編集者は価値を生み出すことができる」という気づきに、メディア関係者として大きな期待を感じました。
2月2日 佐賀に移住された中川淳一郎さんの健筆ぶりはあいかわらず
ドキッとするタイトルに、「東洋経済やるなぁ」と思ったら筆者は中川淳一郎さんで「なるほど」と思った次第。中川さんの著書はかなり読んでいるつもりで、歯に衣着せぬ物言いにいつも共感を覚えています。
そしてこの記事でも最後の一文に現実が……。
「15年間働いて思ったことは1つ。この業界のゴールドラッシュはすでに終わってしまった。PVを追い求めた結果、メディアにしろ、編集者にしろ……(略)」
“……”以下は実際に記事を読んでみてください。
2月3日 ロイター通信が「会員登録」制を導入へ
メディアが読者に会員登録をさせて属性情報がとりたい(できればサブスクでフィーもとりたい)という気持ちは分かります。下で引用したMedia Innovationの記事は有料で途中までしか読めないので詳細は分かりませんが、ロイターのサービスが有料だったり、登録のハードルが高かったりすると、ちょっと危険ですね。しっかりした通信社がちゃんとした情報を世界中に配信していて、読者は(直接的には)お金を払わずに読めるという状態がなくなると、フェイクニュースのまん延に歯止めがかかりません。
ロイター通信、サイトをリニューアルし発信を強化・・・会員登録が導入へ(Media Innovation)
2月3日 マイクロソフトはグーグルと違って記事使用料を支払う?
グーグルの記事使用料の件、欧州では進んだというような記事を読んだ気がしますが(立て付けを替えて支払うようにしたとか)、オーストラリアではうまくいってないようで、マイクロソフトが「うちは払いますよ」と言っているようです。フォロワーとしてはそういう戦略をとるのはありでしょうね。
2月3日 電子雑誌は30-40代がボリュームゾーンというが50代も結構読んでいる
雑誌広告協会が電子雑誌読者の調査を発表して、30-40代がボリュームゾーンと見出しを打っていますが、よくみると50代もたいして変わりません。要は「紙の雑誌を読んでいた人たちがお得な読み放題の電子に移っている」だけではないでしょうか?読み放題のサービスは月数百円ですが、10代にとっては毎月となると意外と大きな出費でしょうし、そもそもスマホで電子雑誌を読むのは大変ですからタブレットが要ります。雑誌を読むという習慣も30代以上と比べるとないでしょうし、うなずける結果のような気はします。
「電子雑誌読者プロファイリング調査」結果 利用者は 30-40 代がボリューム・ゾーン、PV は平日が土日の 2 倍以上(日本雑誌広告協会、PDF)
2月4日 Clubhouseしか勝たん……
iOS専用の音声SNSアプリがすごいことになっていますね。管理人のまわりでもたくさんの編集者たちがやっているようです。私も業務用にはiPhoneを持っていますが、基本はAndroidユーザーなのでまだ使っていません。ちょっと腰が引けてしまっているので、ちょっと落ち着いたら試してみたいなと思っています。
約3人に1人が音声メディアを日常的に利用/使ってみたい媒体にClubhouseも【トレンダーズ調査】
「Clubhouse」はソーシャルメディアなのだろうか?(Ascii.jp✕デジタル)
そんな中、音声メディアといえば……のVoicyもDMMとの協業を発表しました。Voicyは一方的に聴くメディアだと思うのでClubhouseとはまた違う位置づけなのでしょうが、意識はしているでしょうね。ただVoicyの方もClubhouseを利用されているようですし、Voicyのサービスにもいいフィードバックが現れるのではないでしょうか。個人的にはVoicyは時々、面白そうなトピックがTwitterで流れてきたら聞いています。
DMM オンラインサロン、ボイスメディアVoicyと連携を強化 コミュニティプラットフォームとしてファンコミュニティの活動を相互支支援(PR Times)