東洋経済が広告制作ディレクターを求人中──広告も非広告もある意味同じ

東洋経済新報社Webサイトより 転職・求人
東洋経済新報社Webサイトより

東洋経済新報社がdodaに制作の求人を出していました。今回の求人は正社員ですが、編集ではなく記事広告制作ディレクターです。

記事広告の制作経験がなくても応募できる

「東洋経済オンライン」、「週刊東洋経済」をはじめとするメディアに掲載する記事広告の制作ディレクションあるいはアートディレクションをするとのことです。担当するのは紙・Web両方の記事広告。配属先はビジネスプロモーション局メディア事業部で、そこにはディレクターが多数在籍しているそうです。

必須条件としては、次のいずれかが必須です。

・記事広告の制作経験あるいはデザイン経験
・紙媒体やオンラインメディア、オウンドメディア、PR誌などでの編集経験
・メディアのデザイン、アートデレクション経験

歓迎条件として、「デジタルメディアの経験」「広告にかかわるさまざまな立場の方々をまとめていく、調整力、柔軟な思考、他人をおもいやる想像力」「新しいテーマを積極的に学んでいく姿勢、データをもとにしたコンテンツづくりと改善を繰り返していく姿勢」が挙げられています。

「他人をおもいやる想像力」というあたりに課題が見え隠れしますね。。。ただ平均勤続年数は15.2年(2019年9月、全社実績)というので、いい職場なのではないでしょうか。

東洋経済新報社ってどんな会社?

ビジネスパーソンであれば誰しも週刊東洋経済は知っているでしょう。東洋経済オンラインも月間3億PVを誇るといいますから、見たことがあるはずです。

東洋経済新報社は1895(明治28)年11月創立、資本金は1億円。雑誌や書籍、デジタルメディアの制作・運用のほか、データベース事業やビジネスプロモーション(セミナー、カスタム出版など)をしています。社員は302人(20年9月末現在)。

20年9月期の売上高は112.9億円、純利益は5.5億円。

なおよく比べられる(と思う)ダイヤモンド社は創立が1913(大正2)年、資本金は1.4億円。従業員数は198人(20年3月末)。業績はというと、20年3月期の売上高が132億円。結構似た規模ですね。

なお今回の求人情報は東洋経済新報社公式サイトの採用情報のページには掲載されていませんでしたが、dodaでは3月7日(日)まで掲載予定とされているので、現在も募集していると思われます。

編集経験者でも応募を検討していいかも

今回の求人は編集職ではなく、広告記事の制作ディレクターですが、編集経験者が応募を検討するのもアリだと思います。上で紹介した必須条件(3項目のうち1項目が必須)にも、「紙媒体やオンラインメディア、オウンドメディア、PR誌などでの編集経験」とあります。

他の記事でも書きましたが、編集者の中には、広告記事、スポンサードコンテンツを嫌がる人、“下に見ている”人もいます。しかしそんな考え方はもったいないし、理解できません。広告はいろんな意味で面白いと思います。

いや、広告だから面白いというより、広告も本質的に広告でないコンテンツの制作と同じです。

もちろん、見せ方は異なります。広告か非広告かでプレゼンの仕方は変えなければいけません。分かりやすく言うと、クライアントのために出す広告には広告と表示すべきで、読者のために出す記事にはその必要はありません。

広告も非広告も同じ 制約がなく作れるコンテンツなんてない

ここで広告を「クライアントのため」と書きましたが、広告も突き詰めていえば実は読者のためになるものでなければいけません。でないと読者はちゃんと読んでくれません。メッセージは伝わりません。

広告と非広告の違いとして、「広告記事の制作にはクライアントからの制約や条件がある」という指摘もあるでしょう。しかし、非広告のコンテンツだって、何の制約も条件もなく作れるなんてことはありません。それに、何らかの条件があったほうがクリエイティビティの発揮のしがいもあるのではないでしょうか。

編集長やデスクなど上司をクライアントと考えれば、上司を納得する企画をつくらなければいけません。編集者が面白いと思ったからといってそのネタが採用されるとは限りません。その表現が実現できるとは限りません。上司を説き伏せ、与えられた予算の中で制作し、目的・目標が達成できたかどうかを分析する。結局は同じことではないでしょうか。

ただ関係者が多くなり、直接的にお金をいただくクライアントが存在するため、一層気はつかうでしょう。だからこそ求人の文面に歓迎条件として「他人をおもいやる想像力」があることが挙げられているのでしょうね。

東洋経済新報社の求人情報はこちらから(doda)

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